2022年6月よりU-23アジアカップをたたかうU-21日本代表ですが、まだA代表で活躍するような選手は現れておりません。
※年代的には久保建英選手はU-21ですが、久保選手は例外とします。
つまり、世界的に見てもまだまだ市場価値は高くない選手ばかりということです。
U-23韓国代表との対戦時に、解説の水沼貴史さんがこの大会の重要性と世界から見た時に安くて若くて良い選手を発掘できる場だという意味のコメントもしておりました。
つまり、この大会に出ているU-21日本代表選手も活躍次第では海外のクラブチームから引き抜かれる可能性があるということです。
現に水沼さんは韓国戦で活躍した鈴木唯人選手を見て、『鈴木唯人が世界に見つかった』とも言っていました。
というわけで今回は、U-21日本代表に選出されたメンバーの市場価値をトランスファーマーケットを参考に調査しランキング形式でまとめました!
なお当市場価値は常に最新化されているものではないため、現時点(2022年6月)でのリアルタイムな価値ではないことご了承ください。
第1位:松岡大起
市場価値:90万ユーロ
所属クラブ:清水エスパルス
ポジション:MF
栄えある第一位は清水エスパルス所属の松岡大起選手です。
弱冠二十歳にしてすでにJ1で100試合に出場しているという強者だけにこの評価は納得です。
またサガン鳥栖時代から早々に海外移籍するのでは?と言われてきたこともあり、これ以上市場価値が上がる前に海外クラブが獲得を目指す可能性は高いですね。
一部報道ではスコットランドの強豪セルティックへの移籍の噂も出ているようです。
第2位:斉藤光毅
市場価値:80万ユーロ
所属クラブ:ロンメルSK(ベルギー2部)
ポジション:MF
第2位は海外組の斉藤光毅選手です。
U-21日本代表の背番号10を背負い、久保建英選手とともに世代を引っ張る選手です。
U-23アジアカップではなかなか本領発揮とはいかないですが、ベルギー2部では20試合に出場し5ゴールをあげるなど1年を通じて活躍をしました。
第3位:山本理仁
市場価値:70万ユーロ
所属クラブ:東京ヴェルディ
ポジション:MF
山本理仁選手も松岡大起選手と同じく高校生の時からリーグ戦デビューを果たし、すでにJ2で100試合に出場している強者です。
松岡選手と同じくボランチでプレーし、U-21日本代表の試合でもレギュラーとしてプレーしチームをけん引しています。
左足からの正確なキックが魅力的ですが、U-23アジアカップでは守備にも泥臭く、チームのためにプレーしている姿が印象的です。
第4位:藤田譲瑠チマ
市場価値:60万ユーロ
所属クラブ:横浜F・マリノス
ポジション:MF
続いてはJ1横浜F・マリノスでプレーする藤田譲瑠チマ選手です。
松岡選手・山本選手と同じくボランチでプレーする選手で、久保選手含め彼らは同学年です。
そう聞くとすごい学年ですね。
またU-23アジアカップではキャプテンとしてプレーし、中盤で圧倒的な存在感を示しています。
藤田選手も絶えず海外移籍の噂があり、今後の活躍でどこまで羽ばたいていくのか楽しみな選手ですね。
第5位:鈴木唯人
市場価値:50万ユーロ
所属クラブ:清水エスパルス
ポジション:FW
続いてはU-21日本代表をゴールで引っ張る鈴木唯人選手です。
水沼貴史さんから『鈴木唯人が世界に見つかった』と言わしめた選手です。
ベスト8の韓国戦までの4試合で3ゴールをあげる活躍を見せており、所属の清水エスパルスでも若きエースとして注目されています。
第6位:藤尾翔太
市場価値:45万ユーロ
所属クラブ:徳島ボルティス
ポジション:FW
第6位はセレッソ大阪から徳島ボルティスへレンタル移籍中の藤尾翔太選手です。
各年代の日本代表に選ばれてきた代表常連の選手で、U-23アジアカップでも右サイドの主力としてプレーしています。
初戦のUAE戦では細谷選手の決勝ゴールをアシストするなどの活躍を見せています。
第7位:半田陸
市場価値:40万ユーロ
所属クラブ:モンテディオ山形
ポジション:DF
第7位はモンテディオ山形の半田陸選手です。
モンテディオ山形のユース出身で世代別日本代表まで上り詰めたモンテディオの至宝です。
かつてはセンターバックをつとめていたようですが、自ら志願してサイドバックに転向し現在の地位をつかんでいます。
当大会でも主力としてプレーし、攻守に活躍しています。
第8位:畑大雅
市場価値:35万ユーロ
所属クラブ:湘南ベルマーレ
ポジション:DF
第8位は湘南ベルマーレの畑大雅選手です。
左サイドバックを主戦場とする畑選手は、市立船橋高校時代から世代別日本代表にも選出されており国際経験も豊富です。
2020年から湘南ベルマーレでプレーしており、入団1年目からコンスタントに出場機会を得ており、すでにチームの主力となっています。
第9位:鈴木彩艶
市場価値:30万ユーロ
所属クラブ:浦和レッズ
ポジション:GK
第9位はGK鈴木彩艶選手です。
U-21日本代表では正守護神としてプレーしており、所属の浦和レッズでは一時期元日本代表西川周作選手からポジションを奪うなど若くして確かな実力を持ったゴールキーパーです。
上背がありハイボールの処理が正確で、前への飛び出しも勇気をもって行えるなど非常にレベルが高く、同世代のGKも非常にハイレベルではありますが、その中でも今後の日本代表を担っていく筆頭だと言われています。
第10位:細谷真大、三戸舜介
市場価値:25万ユーロ
所属クラブ:柏レイソル
ポジション:FW
市場価値:25万ユーロ
所属クラブ:アルビレックス新潟
ポジション:MF
細谷選手は所属の柏レイソルでも若きエースとして活躍し、U-21でもチームのエースとして活躍しています。
三戸選手はアルビレックス新潟で頭角を現している若きアタッカーです。
同じチームに本間至音選手がおり、同選手とともに新潟の攻撃をけん引する存在となっています。
U-21日本代表ではスーパーサブのような立ち位置ですが、攻撃を活性化させたい場面では頼りになる存在です。
第12位:加藤聖
市場価値:20万ユーロ
所属クラブ:Vファーレン長崎
ポジション:DF
第12位はVファーレン長崎の加藤聖選手です。
左サイドバックを主戦場とし、所属クラブではレギュラーとして活躍し、U-21でもレギュラーとして活躍しています。
またディフェンダーながら左足からのキック精度は高く、U-21日本代表ではプレースキッカーを任されるほどです。
第13位:内野貴史、木村誠二
市場価値:15万ユーロ
所属クラブ:デュッセルドルフ(ドイツ2部)
ポジション:DF、MF
まずはすい星のごとく現れた内野貴史選手です。
おそらく2022年に入るまでその名を目にした人はほとんどいなかったのではないでしょうか。
所属するデュッセルドルフでは主にBチームでプレーしていたのですが、欠員が多数出たことで急遽トップチームデビューを果たし、あっというまに世代別日本代表にも選出されたシンデレラボーイです。
準々決勝の韓国戦では勝負を決定づける3点目をアシストしています。
この場面でも、外にいた藤田選手にパスを出すのではなく、ペナルティエリアで待っていた鈴木唯人選手に素晴らしいパスを出しており、積極的な攻撃参加が特徴的な選手です。
市場価値:15万ユーロ
所属クラブ:モンテディオ山形
ポジション:DF
そしてもう一人はFC東京からモンテディオ山形へレンタル移籍中の木村誠二選手です。
2021年シーズンはSC相模原でプレーしそこで苦しみながらも主力としてプレーし、2022年からはモンテディオ山形でプレーすることになりました。
第15位:小久保玲央ブライアン、馬場晴也
市場価値:12.5万ユーロ
所属クラブ:ベンフィカ(ポルトガル1部)
ポジション:GK
第15位一人目は小久保玲央ブライアン選手です。
小久保玲央ブライアン選手といえば、かっこいい名前のサッカー選手第一位ですね。(勝手に言ってます)
元々は柏レイソルの下部組織でプレーし、国際大会に出場してそこでの活躍がベンンフィカの目に留まり移籍したという経緯があります。
現在はベンフィカの下部組織でプレーをしていますが、ヨーロッパの中でも強豪と言われるクラブですし、またベンフィカは名ゴールキーパーを多く輩出していることから、今後の成長を大きく期待されている選手です。
市場価値:12.5万ユーロ
所属クラブ:東京ヴェルディ
ポジション:DF
そしてもう一人は東京ヴェルディの馬場晴也選手です。
U-23アジアカップ準々決勝の韓国戦では先発フル出場を果たし、好プレーでチームの勝利に貢献しました。
また山本理仁選手や藤田譲瑠チマ選手とは東京ヴェルディの下部組織から共にプレーした仲で、いかにヴェルディがいい若手を輩出し続けているかがわかります。
第17位:佐々木雅士
市場価値:10万ユーロ
所属クラブ:柏レイソル
ポジション:GK
第17位は柏レイソルの佐々木雅士選手です。
柏レイソルといえば、元日本代表の中村航輔選手や小久保玲央ブライアン選手など優秀なゴールキーパーを輩出しており、佐々木選手もそのDNAを受け継いだ優秀なゴールキーパーです。
現在韓国代表のキム・スンンギュ選手がレギュラーですが、移籍の噂もあり今後は佐々木選手がレイソルを背負っていくことになるかもしれません。
第18位:鈴木海音、中島大嘉
市場価値:7.5万ユーロ
所属クラブ:栃木SC ※ジュビロ磐田よりレンタル移籍中
ポジション:DF
第18位はジュビロ磐田から栃木SCへレンタル移籍中の鈴木海音選手です。
常に世代別日本代表に選ばれてきた選手ですが、所属のジュビロ磐田ではなかなか出番をつかむことができませんでした。
そんな中2022年からは栃木SCにレンタル移籍し、そこでは出番を得て本来の力を発揮しているようです。
市場価値:7.5万ユーロ
所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌
ポジション:FW
そしてもう一人は北海道コンサドーレ札幌の中島大嘉選手です。
2022年にブレーク仕掛けている注目の選手です。
代表ではストライカー兼ムードメーカーとして活躍しています。
まだ若い選手ですが、ラピッドウィーンやレアル・サラゴサなどが獲得に興味をいただいているという噂もあるそうで今後も目が離せない選手です。
第20位:山田楓喜
市場価値:2.5万ユーロ
所属クラブ:京都サンガFC
ポジション:MF
第20位は京都サンガFC所属の山田楓喜選手です。
2022年にリーグ戦デビューを果たしたばかりでプロでの実績が少ないことから、現時点での市場価値はそれほど高くはありません。
しかし、その実績の中でも代表に選出されたということは、それだけの能力をJ1の舞台で示しているからということだと思います。
2001年生まれで同学年の選手は久保選手や松岡選手らを筆頭に、すでに大きな舞台でも活躍をしています。
山田選手は追いつけ追い越せの立場かと思いますのでこれからの飛躍に期待です。
ランク外
市場価値:ー
所属クラブ:シュツットガルト
ポジション:DF
市場価値:ー
所属クラブ:明治大学
ポジション:MF
市場価値:ー
所属クラブ:FC東京
ポジション:MF
チェイスアンリ選手・松木玖生選手は高校卒業後間もないためまだ市場価値が計測されておらず不明でした。
佐藤恵允選手はまだ大学生と言うこともありこちらも不明でした。
まとめ
日本代表とは言え、U-21世代ではまだ100万ユーロにも満たない市場価値しかありません。
しかし、今回のアジアカップでの活躍次第ではその価値が大きく上昇する可能性を秘めています。
ただそれでもヨーロッパで活躍する選手に比べると安価なため、もしかするとこの大会を機会に海外クラブへと買い取られる選手も多く出るかもしれませんね。
それほどこのU-23アジアカップが各選手にとってターニングポイントとなる可能性は非常に高いということです。
今後も各選手の市場価値の変化を追っていきますので、随時アップデートしていきます!