2021年のJ1で旋風を巻き起こしているチームといえば
サガン鳥栖
ではないでしょうか。
決して前評判が高かったわけではないですが、持ち前の守備でゴールを守り切る姿勢に、J1の強豪チームを手を焼いているはずです。
しかし、サッカーは守るだけでは勝てないです。
そりゃそうですね。
ということで、今回はそんなサガン鳥栖を勝利へと導くゴールを決めている選手を調べてみました。
その選手は、山下敬大選手です。
チームトップの8ゴール(2021年6月28日時点)を決めているストライカーは、果たしてこれまでどのような経歴をたどってきたのでしょうか?
※2023年シーズンは湘南ベルマーレにおります…
wiki風プロフィール
名前:山下敬大(やましたけいた)
生年月日(年齢):1996年3月13日(26歳) ※2023年2月時点
ポジション:FW
利き足:右足
出身地:福岡
ユースor高体連:高体連(九州国際大学付属高校)
現所属チーム:湘南ベルマーレ ※FC東京よりレンタル移籍中
過去所属チーム:サガン鳥栖、ジェフ千葉、レノファ山口
Instagram:山下敬大 / keita yamashita(@keita_yamashita14) • Instagram写真と動画
経歴
プロ入り前
山下選手は福岡県出身で、高校は福岡の強豪九州国際大学付属高校でプレーをしていました。
九国大付属では、残念ながら全国大会へ進むことはできませんでしたが、2年生の時からチームのエースとなり、3年生の時にはキャプテンとしてチームを引っ張りました。
その後多くのプロを輩出してきた福岡大学へと進学しますが、入部後相次ぐ怪我に苦しみます。
1年のときは股関節手術、2年のときは半月板損傷、3年の時は軟骨の手術を行うなどなかなか思ったようにプレーすることができませんでした。
そして大学最後の大会である全日本大学選手権ではキャプテンとしてチームを率い、準々決勝の流通経済大に敗れるまで3試合で5ゴールをあげる大活躍を見せます。
その活躍もあり、大学生活は苦しんだもののみごとレノファ山口からのオファーを勝ち取り、Jリーガーとしての一歩を歩み始めました。
プロ入り後
1年目は途中出場が多かったものの、リーグ戦35試合に出場し5ゴールを挙げる活躍を見せます。
2年目にはチーム最多の11ゴールをあげ、その活躍もありジェフ千葉へと完全移籍を果たします。
ジェフ千葉ではセンターフォワードとして多くのチャンスをもらい7ゴールとまずますの結果を出しますが、終盤は出番を減らすなど少し物足りない結果に終わりましたが、この1年でストライカーとして点を取るだけではなく、守備の徹底を指導され、攻守に活躍できる選手へと成長をしました。
そして2021年にJ1サガン鳥栖へと完全移籍を果たし、山下選手としては初めてのJ1への挑戦となりました。
開幕戦からいきなりスタメンの座を勝ち取り、開幕2戦目の浦和戦では2ゴールをあげるなど序盤からチームにとって欠かせない存在となり、チームの躍進を大きく支えています。
2021年12月にFC東京への移籍が発表されました。
鳥栖としては主力の相次ぐ移籍に頭を悩ましているかもしれませんが、山下選手としてはJ1の強豪クラブから評価してもらっているということなのでとても栄誉なことですね。
しかしFC東京では定位置獲得とはいかず、2023年シーズンより湘南ベルマーレへの期限付き移籍が発表されました。
プレースタイル
高さもあるため、ヘディングが強く、また前線でためを作れるところが山下選手の特徴かと思います。
また、こぼれ球にも素早く反応し、FWとしての嗅覚も申し分ないかと思います。
ではいくつか実際のゴールシーンを見てみましょう。
こちらはジェフ千葉時代のゴールです。(3:35辺り)
味方選手に当たりこぼれたボールをゴールにけりこんでいます。
CFなのになんでここにいたんだろうか?と素人ながら疑問に思ってしまいましたが、そういうもんなのでしょうか?
こちらは今シーズンのゴールです。
クロスボールが一度は外にはじかれてしまいましたが、もう一度放り込まれたボールに反応しダイレクトボレーを決めています。
少しトリッキーな形でボールが入ってきた中、瞬時に反応した山下選手の反応速度があったからこそのゴールだったと思います。
成績
2018年
35試合出場5ゴール3アシスト(J2 レノファ山口)
2019年
37試合出場11ゴール1アシスト(J2 レノファ山口)
2020年
34試合出場7ゴール2アシスト(J2 ジェフユナイテッド千葉)
2021年
35試合出場9ゴール(J1 サガン鳥栖)
2021シーズンはチームトップの9ゴールをあげ入団1年目からエースと言っても過言ではない活躍をしていますね。
この1年でJ1でも通用することを証明しています。
今後の動向
国内での実績はまだまだ乏しく、また日本代表での実績もないことから、海外への移籍というのはまだ考えられないかと思いますが、国内の移籍であれば十分起こりえるのではないでしょうか。
さすがにこの夏の移籍はないとは思いますが、シーズン終了後などはJ1の強豪チームや資金力が豊かなチームから声がかかっても不思議ではないですね。
例えば、エース上田綺世選手が海外移籍濃厚な鹿島アントラーズなどは山下選手をリストアップしていてもおかしくはありません。
サガン鳥栖としてはなんとしてもエースの流出を避け、来シーズン以降も上位進出を狙えるように体制維持に努めてほしいものですね。
※2021年12月追記
2021年冬の移籍で、名古屋グランパスから獲得のオファーが出ていると報道がありました。
また、FC東京とジュビロ磐田からもオファーがあるとの噂です。
2021年はJ1でやっていけるだけの実力を示したわですから、オファーがあるのは納得ですね。
⇒最終的にFC東京への移籍がきまりました!
その後湘南ベルマーレへのレンタル移籍をしております。
なお、現在(2022年1月時点)の市場価値はおよそ「75万ユーロ」となっております。
※transfermarket参照