東京オリンピック日本代表

【サッカー】堂安律のポジション、特徴、移籍について【PSV/U-24日本代表/日本代表】

【東京オリンピックU-24日本代表選手紹介】

今更ではありますが、サッカーファンなら知らないはずがない選手。

堂安律選手

についてもろもろ調べてみました。

名前やプレースタイルはご存知かと思いますが、細かい過去の経歴や成績などはさすがにみなさんもご存じないかと思いますので、堂安選手についての復習がてらに見てみてください。

DAZN

wiki風プロフィール

名前:堂安律(どうあんりつ)
生年月日(年齢):1998/6/16(23歳) ※2021年7月時点
ポジション:WG、インサイドハーフ、FW
利き足:左足
出身地:大阪府
ユースor高体連:ユース(ガンバ大阪)
現所属チーム:PSVアイントフォーヘン
過去所属チーム:アルミニア・ビーレフェルト
日本代表歴:U-15~20、22、24、A代表

経歴

ジュニアユース時代

大阪府で生まれた堂安選手は、小学校までは浦風FCや西宮SSといったクラブで活動します。

中学校進学を機に、ガンバ大阪・セレッソ大阪・名古屋グランパスのジュニアユースからオファーを受け、ガンバ大阪へと進みます。

ジュニアユース時代の2012年には史上初となるU-15世代全国3冠(JFAプレミアカップ・日本クラブユースサッカー選手権・高円宮杯全日本サッカーユース選手権大会)を獲得し、チームの躍進に大きく貢献しております。

ちなみに2012年の時堂安選手は中学2年生で、1学年上には現在オリンピック代表でチームメイトとなっている林大地選手もいました。
⇒林大地選手の記事はこちら

このころから、左右どちらも使える攻撃的レフティーとして注目を受けており、世代別日本代表にも順当に選ばれていました。

ユース時代

順当にユース昇格を果たしますが、その後はユースでの活躍というよりも、トップチームでの活躍や世代別日本代表での活躍が多く、飛び級で進んでいる感が否めません。

堂安選手が獲得した主なタイトルは以下です。

【ガンバ大阪ユース】
高円宮杯プレミアリーグWEST(2015年)

【日本代表】
AFC U-19選手権(2016年)

【個人タイトル】
AFC U-19選手権MVP(2016年)
アジア年間最優秀ユース選手賞(2016年)

現在の日本代表の中でも、ここまで目覚ましい活躍をした選手はなかなかいないのではないでしょうか。

加えて、2015年にはイギリス大手新聞社「ガーディアン」が特集した、「1998年生まれの将来有望な50人の選手」の中で日本人として唯一選出されるなど、世界から注目をされていました。

そんな堂安選手ですが、高校2年生になった年に2種登録を果たし、開幕からトップチームに帯同します。

4月7日ACLブリーラム戦でベンチ入りを果たすと、5月27日ACL決勝トーナメント1回戦FCソウル戦で公式戦デビューを果たします。

16歳344日というクラブ史上2番目の若さでした。

その後6月3日のJ1鹿島アントラーズ戦でリーグ戦デビューを果たし、これが16歳11ヶ月18日というクラブ史上最年少の記録となりました。

そして、2016年シーズンからのトップチーム昇格が内定し、井手口選手依頼6人目となる飛び級での昇格を果たしました。

トップチーム昇格後

2016年から新設されたガンバ大阪U-23に所属し、この年は主にJ3を舞台に活躍します。

一時得点ランキングトップにたつなど活躍し、21試合出場10得点をあげます。J1リーグ戦にも3試合出場果たしました。

そして、実はこの年の7月にすでにPSVアイントホーフェンからオファーを受けていました。

(全然知らんやった・・・)

しかし、宇佐美選手や長谷川監督のアドバイスを受けて移籍せずチームに留まりました。
ガンバ大阪としても、宇佐美選手が抜けた中、将来のチームの中核を担う堂安選手を放出するわけにはいかなかったみたいです。

2017年はチームの中心選手となり、リーグ戦ならびにACLにて16試合4ゴールと攻撃陣をけん引します。

そんな活躍を受け、2017年6月23日にオランダ1部フローニンゲンへの1年間のレンタル移籍が発表されました

1年前のPSVは断りフローニンゲンへの移籍を決めた理由は、フローニンゲン側の熱意と出場できる環境にあることだったようです。

フローニンゲン移籍後

2017年8月のリーグ開幕戦で先発出場を果たし、9月のカップ戦で移籍後初得点、同じく9月にはリーグ戦でも初ゴールをあげるなど、欧州挑戦1年目にも関わらず順調な滑り出しを見せます。

その後もチームの中心選手として、左右のウイングならびに中央でプレーし、リーグ戦29試合9ゴール4アシストを記録し、カップ戦も含めると公式戦二桁得点を挙げました。

その活躍もあり、2018年4月には完全移籍へと切り替わります。

しかし、そんな活躍の裏で欧州1年目の苦悩があったようです。。。

・チームメイトからの差別
・開幕戦での不調から4試合連続試合不出場

そんな苦境にあっても必死に練習し、見事監督の信頼を勝ち取ったうえでの活躍ということで、本当に素晴らしいです。

また、その影響もあり、2018年のロシアワールドカップへの選出も噂されましたが、こちらは残念ながら見送りとなりました。

2018/19シーズンもチームの中心選手としてさらに出場時間を延ばし、主に右ウイングでプレーします。

しかし、5ゴール3アシストと前シーズンよりもゴールへの数字が伸びませんでした。

そんな中迎えた2019/20シーズン。

2試合連続フル出場を果たしゴールも奪います。

順調な滑り出しを見せた堂安選手は、なんとオランダの超名門PSVアイントフォーヘンへとステップアップを果たしました。

元々フローニンゲンとしては放出の意思はなかったようですが、堂安選手が首脳陣に働きかけて実現した移籍だったようです。

PSV移籍後

各国の超有望な若手がひしめくPSVに移籍した堂安選手は、ファン・ボメル監督の信頼を勝ち取ります。

第8節フローニンゲン戦から12試合連続出場(内11試合先発)を果たし、低調なチームの中でもその存在感を示します。

ファン・ボメル監督は以下のように評し、

「堂安はとてもクレバーな選手」

引用:https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202007240002-spnavi

またメディアの中にも以下のように評価するものもいました。

「PSVの攻撃が一本調子に陥りやすいなか、堂安は中盤と前線をうまくつなぎ、チームのリズムを変えることができる」

引用:https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202007240002-spnavi

しかしながら、2ゴール1アシストと強力な攻撃陣を擁するチームにおいて、堂安選手は結果で周りを納得させることができません。

そんな中、ファン・ボメル監督が解任され、堂安選手がフローニンゲン1年目に師事したエルネスト・ファベル監督が就任します。

勝手知ったる監督の就任は堂安選手にとって追い風かと思いましたが、なんとその後出場機会が激減します。やはり、得点への関与が少ないことが原因として挙げられていました。

PSV移籍1年目は、浮き沈みがある悔しい1年となりました。

ビーレフェルト移籍後

PSV2年目の挽回が観られるかと思った矢先、ドイツ1部への昇格が決まったアルミニア・ビーレフェルトへのレンタル移籍が決まります。

この時の移籍理由としては以下のようなことが挙げられていました。

・出場機会の確保
・リーグレベルのステップアップ

ただし、堂安選手はただ試合に出られるから移籍したのではないと語っています。

「(ビーレフェルトは)試合に出られるから選んだわけではない。PSVからビーレフェルトだと、チームの格はPSVが上だと理解している。ファンからするとPSVで活躍するほうが上と見えるかもしれないけど、違和感を感じながらやっていたので、こっちのほうが近道だと思った。強くなるため、上手くなるために選んだ。PSVではスタメン11分の1になると思ったし、特別な選手になる、大きな成長曲線を得るためには大きな変化が必要だと思って、それには国の変化も必要だと思った

引用:https://www.football-zone.net/archives/287145

技術的なことはもちろん、精神面でも強くなり、特別な選手に成長するための最短ルートを考えたとき、PSVにとどまることよりもビーレフェルトへと移籍することを選択したようですね。

そんなドイツ移籍1年目ですが、なんとリーグ全試合に出場し、チームトップタイの5得点を挙げ、さらにはあのバイエルンからもゴールを奪うなど、チームの1部残留に大きく貢献しました。

そんな活躍もあり、チームとしては堂安選手の完全移籍を狙っていたのですが、移籍金を支払うことができず、断念することとなりました。

2021年7月現在

そんな堂安選手ですが、2021/22シーズンは今のところPSVでプレーすることになるようです。

一度失いかけた自身と評価をドイツで取り返したこともあり、PSVでの熾烈なレギュラー争いにも勝ち抜いていけるのではないでしょうか?

また、東京オリンピック日本代表にも選出され背番号10を背負うなど、チームの中心選手として期待されています。

プレースタイル

堂安選手の特徴は主に以下の通りです。

・フィジカルの強さ
・ドリブル突破
・カットインからの左足

また、元々カットインからの左足が特徴だったこともあったのですが、欧州移籍2年目以降はその伝家の宝刀を読まれて使えないシーンが増えており、その結果なかなか得点が伸びないという事態に陥っていました。

ところが、2020/21シーズンでは、切り込むのではなく縦に突破したり、右足でのゴールを奪ったりと、自身のウィークポイントであった右足の克服ができたように思え、弱みもない完ぺきに近い状態に仕上がってきたのではないかと思っています。

そんな堂安選手のプレーを見てみましょう。

まずは直近のU-24日本代表戦より。

0:55~のシーンです。
左サイドを突破した久保選手のクロスをダイレクトに合わせて、ここしかないというコースにズドン。

スペイン相手にこれをきめちゃうところがしびれます。

こちらはバイエルン戦でのゴール(5:22~)です。

右足で決めた貴重なゴールですが、このゴールは前半32分と42分にカットインからの左足シュートを放っており、その布石があったからこそのゴールです。

右足が弱点だと言われた堂安選手の成長が感じられる素晴らしいゴールですね。

こちらはフローニンゲン時代のプレーです。

5:13~より伝家の宝刀カットインからの左足です。

お手本のようなカットインですね。

これは分かっていても止められない・・・

成績

プロ入り後からこれまでの成績は以下の通りです。

2020/21
ビーレフェルト(ドイツ1部)34試合5ゴール3アシスト

2019/20
PSV(オランダ1部)19試合2ゴール1アシスト
フローニンゲン(オランダ1部)2試合1ゴール

2018/19
フローニンゲン(オランダ1部)30試合5ゴール3アシスト

2017/18
フローニンゲン(オランダ1部)29試合9ゴール4アシスト

2017
ガンバ大阪(J1)10試合3ゴール

2016
ガンバ大阪(J3)21試合10ゴール
ガンバ大阪(J1)3試合1アシスト

今後の動向

気になる今後の動向ですが、現時点(2021年7月)ではPSVでプレーすることが濃厚なようです。

一時期ドイツ1部のマインツがレンタル移籍で獲得するかという報道もありましたが、現時点ではそれは実現していません。

せっかくブンデスで通用することを立証したので、引き続きドイツで活躍する姿を観たかったファンも多いのではないでしょうか。

しかし、PSVで活躍すればそのままビッグクラブへと移籍できる可能性が高いのも事実です。

これまでの例を参考に

マルク・ファン・ボメル(1999-2005)
バルセロナ⇒バイエルン⇒ACミラン

アリエン・ロッベン(2002-04)
チェルシー⇒レアルマドリード⇒バイエルン

朴智星(2002-05)
マンチェスターユナイテッド

メンフィス・デパイ(2011-15)
マンチェスターユナイテッド⇒リヨン⇒バルセロナ

ジョルジニオ・ワイナルドゥム(2011-15)
ニューカッスル⇒リヴァプール⇒PSG

これ以上あげるとキリがないですというくらい、他にもたくさんのスターやビッグクラブへの移籍を勝ち取った選手がいます。

ここからもわかる通り、今年の堂安選手の活躍次第で、更なる高みで戦う堂安選手のことをみることができるようになるかもしれません。

サッカーファンとして、今後のさらなる飛躍に期待をしましょう!