皆さんは2019年にブラジルで行われたU-17ワールドカップのことは覚えているでしょうか?
ベスト16で日本は敗れてしましましたが、強豪オランダがいるグループを首位で通過するなど世界のサッカーファンに大きなインパクトを残したのは記憶に新しいのではないでしょうか。
そんな日本チームを中盤から支えた選手が、成岡輝瑠選手(清水エスパルス、SC相模原)です。
今回はそんな成岡選手についてまとめてみました。
wiki風プロフィール
名前:成岡輝瑠(なるおかひかる)
生年月日(年齢):2002/7/28(19歳) ※2021年8月時点
ポジション:MF、ボランチ
出身地:静岡県
ユースor高体連:ユース(清水エスパルス)
現所属チーム:SC相模原 ※清水エスパルスよりレンタル移籍
過去所属チーム:清水エスパルス
日本代表歴:U15~20
経歴
小学生までは主にフットサルに力を入れているSENA.FCでプレーしており、時折見えるテクニカルなプレーの礎はこの時築かれたのかもしれません。
中学校からは地元静岡の清水エスパルス下部組織へ加入します。
高校も順調にユースへと昇格し、1年生の時にクラブユース選手権優勝・Jユース選手権準優勝と上昇気流に乗るチームの中でも出場機会を得ていました。
高校1年生の終わりの2019年3月には3種登録をされ、2020年7月には2021年シーズンからトップチームに昇格することが発表されました。
世代別日本代表にも常に選出されており、中でも記憶に残っているのは2019年にブラジルで開催された「U-17ワールドカップ」ですね。
この大会で日本は欧州王者のオランダ・北中米王者のアメリカ・強豪セネガルと同じグループとなり、グループリーグの突破は難しいのではと言われていました。
しかしふたを開けてみれば2勝1分けの首位通過を果たし、成岡選手もこの結果に大きく貢献しました。
この大会で注目されたのは西川潤選手(セレッソ大阪)や若月大和選手(シオン)ですが、中盤で輝きを放ったのは紛れもなく成岡選手でした。
他にも、藤田譲瑠チマ選手(徳島ボルティス)、田中聡選手(湘南ベルマーレ)、中野伸哉選手(サガン鳥栖)など、現在Jリーグでも活躍する選手が多く出ていたことも記憶に新しいです。
清水エスパルスでの更なる活躍が期待される中、2021年7月20日にJ2SC相模原へとレンタル移籍することが発表されました。
プレースタイル
見た目もなんとなくですが柴崎岳選手(レガネス)に似ており、ポジションも同じくボランチですが、プレースタイルは少し異なります。
成岡選手は自分自身で特徴を「運動量とボール奪取能力」と語っており、遠藤航選手(シュツットガルト)のようなスタイルが近いのかもしれません。
またフットサルで鍛えたテクニックもあり、自分でドリブルで仕掛けることも可能なため、守備だけではなく攻撃参加も得意とする万能型のMFです。
AFC U-16選手権
グループリーグ第3戦日本代表2-0マレーシア
37分 唐山 翔自
90+4分 成岡 輝瑠日本はA組を首位突破。
次戦
準々決勝 vsオマーン
2018年9月30日 17:30KO(日本時間)
CSテレ朝チャンネル2で生中継#u16 pic.twitter.com/jpCtxtAixY— もん (@football_80D) September 28, 2018
こちらはAFC U-16選手権に準々決勝です。
1:25~より成岡選手の豪快なミドルシュートが観れます。
後半アディショナルタイムの疲れている中、前線へ走りこんで思い切り振りぬいていますね。
守備だけではなく、積極的な攻撃の姿勢も見せてくれるため見てて気持ちがいいですね。
成績
2020年
9試合0ゴール(J1 清水エスパルス)
高校3年生の時にすでにJ1で9試合出場しており、2021年シーズンにかける想いは強かったのではないかと思います。
しかし2021年はJ1でなかなか出場機会を得ることができず、J2SC相模原へと移籍をしており、これから出場機会を得ていくことになるかと思います。
今後の動向
同年代の選手が続々と海外やJ1で活躍する中、J2での戦いを選んだということに、成岡選手の強い決意を感じることができます。
2021年シーズンは、残り半年SC相模原で結果を出し、来年また清水に戻った後、さらなるステップアップを目指すのではないでしょうか。
なお、現在(2021年8月時点)の市場価値はおよそ「5万ユーロ」となっております。
※transfermarket参照