J2から本間至音選手がヨーロッパ行きを決めたことが話題を呼びましたが、2022年の夏にまた一人J2からヨーロッパへ渡る選手が出てきました。
徳島ヴォルティスの渡井理己選手です。
J2徳島ヴォルティスで背番号10を背負う若きゲームメイカーが、ポルトガル1部ボアヴィスタFCへと移籍することになりました。
というわけで今回はそんな渡井選手について調べてみました。
wiki風プロフィール
名前:渡井理己
生年月日(年齢):1999/7/18(23歳) ※2022年7月時点
ポジション:MF
利き足:右足
出身地:静岡県
ユースor高体連:高体連(静岡学園)
現所属チーム:ボアヴィスタFC ※徳島ヴォルティスからレンタル移籍中
過去所属チーム:徳島ヴォルティス
日本代表歴:U-16~18
Twitter:渡井理己(@PH8kr)さん / Twitter
Instagram:渡井理己(@masapoyo3568) • Instagram写真と動画
経歴
静岡県出身の渡井選手は、中学時代は街クラブのリベルダージFCというチームでプレーしていました。
しかし高校からは、超名門静岡学園へと進学します。
静岡学園といえば多くの名選手を輩出してきましたが、最近だと現セルティックの旗手怜央選手などがいますね。
静岡学園では、中学時代に培ったドリブルなどのテクニックを活かし主力として活躍します。
1年生のときから試合で活躍し、ルーキーリーグの試合ではマンオブザマッチに輝くこともありました。
また背番号10を背負ってプレーするなど、競争の激しいチームの中で輝きを放ちました。
そんな渡井選手はJ2徳島ヴォルティスへの入団を決めます。
その理由としては、プレースタイルが自身にあっており、ボールをつないで相手を崩すサッカーに魅了されたからだそうです。
そんな徳島加入後、2年後から主力に定着し、3年目には背番号10を背負い徳島を引っ張る存在へと急成長を遂げました。
そして、2022年7月にポルトガル1部ボアヴィスタFCへのレンタル移籍が発表されました。
プレースタイル・特徴・動画
- 圧倒的技術力
- 複数の相手をかわすドリブル力
高校時代から圧倒的なスキルを持っていた渡井選手。
印象的なエピソードに、高校3年生のときに徳島ヴォルティスの練習に参加したときの話があります。
練習試合に出場し、4得点にからむ大活躍をみせます。
この数字も素晴らしいですが、他のプロの選手が渡井選手の実力を認め、パスを集めたという事実が素晴らしい証拠です。
こちらは2021年J1でのゴールシーンです。
ペナルティエリア外でボールを受け、目の覚める見事なシュートを決めています。
チャンスメイクもさることながら、自ら決めきる能力も非常に高いことが分かります。
こちらは2019年のJ2にて無双していた柏レイソル相手に決めたゴールです。
ゴール前で見方が落としたボールをダイレクトで蹴りこみ、ゴール右隅へと正確なシュートを決めています。
シュートスキルもさることながら、パスを出した後左に行くと見せかけてディフェンダーをずらしています。
こういったオフザボールでの動きも非常に秀逸だということがわかりますね。
成績
2018年
2試合出場(J2 徳島ヴォルティス)
2019年
33試合出場6ゴール5アシスト(J2 徳島ヴォルティス)
2020年
38試合出場6ゴール4アシスト(J2 徳島ヴォルティス)
2021年
30試合出場1ゴール1アシスト(J1 徳島ヴォルティス)
2022年
19試合出場1ゴール1アシスト(J2 徳島ヴォルティス)
※2022年7月15日時点
今後の動向
ポルトガル1部へとレンタル移籍を果たしたわけですが、モデルケースとなるのはヴィトーリアの藤本寛也選手になるかと思います。
藤本選手は、ヴェルディからレンタル移籍し、2年間結果を出し続けて見事完全移籍を勝ち取りました。
渡井選手もレンタル期間中に結果を出し、完全移籍に切り替わることが当面の目標になります。
その後は日本代表の守田選手や中島翔哉選手のように、ポルトガルのビッグ3(ベンフィカ、ポルト、スポルティング)への移籍を勝ち取るというのが青写真ではないでしょうか。
なお、現在(2022年7月時点)の市場価値はおよそ「60万ユーロ」となっております。