早くも冬の移籍ニュースがいくつか飛び込んできましたね!
その中で個人的に最も驚いたのは、ガンバ大阪の井手口陽介選手のセルティック移籍の報道です。
過去海外移籍を果たし、お世辞にも成功したとは言えなかった井手口選手ですが、ガンバに戻ってきてもそのプレーの質の高さを見せつけていたので、ひょっとするとと思っていた方もいたのではないでしょうか。
てことで、そんな井手口陽介について、チェケで!
wiki風プロフィール
名前:井手口陽介(いでぐちようすけ)
生年月日(年齢):1996/8/23(25歳)※2022年1月時点
ポジション:MF
利き足:右足
出身地:福岡
ユースor高体連:ユース(ガンバ大阪)
現所属チーム:セルティック
過去所属チーム:ガンバ大阪、リーズ・ユナイテッド、グロイター・フュルト、クルトゥラル・レオネサ
日本代表歴:U-23、A代表
経歴
プロ入り前
もともと福岡で生まれ育った井手口選手は、兄の影響でサッカーを始めます。
アビスパ福岡のスクールに通うなどし、福岡の中でもレベルの高い環境でプレーをしていたのですが、当時アビスパ福岡の下部組織でプレーしていた兄が原口元気選手が所属していた埼玉の江南南サッカー少年団と対戦した時、相手のプレーのレベルの高さに驚いたそうです。
井手口選手の母が。
え、母が!?
そして、母が「陽介には福岡ではなくて、もっとレベルの高いとこにいかせないかん。」と思い、中学進学を機にガンバ大阪のジュニアユースのセレクションを受けるに至ったそうです。
よく、ジャニーズジュニアに母親が〜ってのは聞きますが、ガンバジュニアに母親が〜ってのはかなり珍しいですね。
わざわざ福岡からセレクションを受けに行ったかいもあり、見事スタッフ満場一致での合格をゲットしました。
ガンバ大阪のジュニアユースに所属後は、その才能をメキメキと発揮します。
メニコンカップクラブユース東西対抗戦では最優秀選手賞を受賞し、その年に飛び級でユースへと昇格します。
ユース昇格後も勢いは衰えず、年代別代表にも招集され、高校2年生の時には2種登録されます。
そして高校3年生の時には、飛び級でトップチーム昇格を果たします。
これは宇佐美選手に次ぐ、クラブ史上初5人目のことでした。
プロ入り後
ガンバ大阪では最初こそなかなか出番を得ることができず、J3で経験を積む日々でしたが、トップ昇格3年目の2016年にはJ1初ゴールを決め、ルヴァンカップではニューヒーロー賞に輝きます。
シーズン終了後にはベストヤングプレーヤー賞に輝くなど一気に中心選手になりました。
そして2018年1月にイングランドのリーズ・ユナイテッドAFCへと完全移籍を果たします。
しかし、就労ビザの関係でイングランドではプレーできず、スペイン2部のクルトゥラル・レオネサへレンタル移籍し、その翌年にはドイツ2部のグロイター・フュルトへとレンタル移籍します。
しかし、スペインでは主力に定着することができず、またドイツでは好調なスタートをきったものの、右膝後ろ十字靭帯断裂の大けがや右膝半月板の損傷など怪我に泣かされ、2019年8月にガンバ大阪へ復帰することになりました。
日本代表としては、世代別代表として継続的に活躍し、リオオリンピック日本代表にも選ばれます。
またA代表にも選出され、ロシアワールドカップ最終予選ではオーストラリア戦では勝利を決定づけるゴールを決めるなど、サポーターの記憶に残る活躍を見せました。
そして2022年1月にスコットランドの名門セルティックへと移籍することが発表されました。
プレースタイル・特徴
ボランチやインサイドハーフなど中盤のプレイヤーとして、豊富な運動量と攻撃センスを活かしたプレーをする選手です。
90分間攻守にわたりフィールドを走り続けることができすスタミナと相手のチャンスの芽を摘むボール奪取能力に関しては、Jリーグ屈指だと言えます。
ボールを奪った後も一気に攻める縦への意識も高く、ドリブルでボールを運ぶこともでき、味方への精度の高いパスでチャンスを演出することもできます。
これはスーパーゴールですね!
2000年アジアカップでの、中村俊輔から名波からのスーパーボレーを彷彿とさせます。
こちらはドイツ2部グロイター・フュルトでの移籍後初出場初ゴールのシーンです。
そんなことより、動画の構成が独特すぎてゴールがすごいんだかなんなんだかわかりません。
成績
2014年
3試合出場(J3 ガンバ大阪U-23)
2015年
8試合出場1ゴール1アシスト(J3 ガンバ大阪U-23)
15試合出場(J1 ガンバ大阪)
2016年
22試合出場4ゴール1アシスト(J1 ガンバ大阪)
2017年
30試合出場4ゴール6アシスト(J1 ガンバ大阪)
2017-18
5試合出場(スペイン2部 クルトゥラル・レオネサ)
2018-19
7試合出場1ゴール(ドイツ2部 グロイター・フュルト)
2019年
12試合出場2ゴール(J1 ガンバ大阪)
2020年
26試合出場4ゴール3アシスト(J1 ガンバ大阪)
2021年
29試合出場(J1 ガンバ大阪)
今後の動向
すでに海外挑戦経験済ではありますが、まだ25歳なんですね。
デビューも活躍し始めたのも早かったのでとても意外でした。
ガンバ復帰後も、かつての輝きを一瞬で取り戻しており、能力は申し分ありません。
そんな井手口選手ですが、なんとスコットランドの名門セルティックへの移籍が決まりましたね。
セルティックはインサイドハーフの選手が、もしかしたらこの次の夏に移籍するかもしれないので、そこの補強かもしれません。
2度目の海外挑戦ということですが、是非とも活躍してくれることを期待したいですね。
なお、現在(2022年1月時点)の市場価値はおよそ「80万ユーロ」となっております。
※transfermarket参照